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涌渓火青(ゆうけいかせい)

涌渓とは地名で、作り方は屯緑などから吸収していた。
一芯二葉で、清明節から穀雨の間で摘む。顆粒状に揉捻され、重い感じがする。
茶葉の色は、黒みがかった緑である。味は、ボディがあり芳醇。あと味も甘い。
花の香りが特徴的で長く続く。水色は、柔らかで薄い黄緑。

木柵鉄観音(もくさくてっかんのん)

1875年~1909年に福建省安渓から鉄観音種を木柵に移植し、栽培を始めたのが最初といわれる。
安渓鉄観音の製法をもとに、独自の製茶法を確立した。台湾を代表する半発酵の銘茶である。
良質のものは、春と冬の年2回摘み、強い揉捻と反復しての焙煎が特徴である。
柑橘系の香りが焙煎の香りの陰にあり、残香の甘さも特徴的。水色は艶のあるオレンジ系の
黄金色。

蒙頂黄芽(もうちょうこうが)

このお茶は、蒙山の名山県側で採れる。
春分のころ、芽が少し出たら摘み始め、少し開いた太い芽だけを摘む。製造過程の中で、
「包黄」といわれる後発酵の工程がある。
茶葉は産毛があり、色はくすんで黒みをおびている黄系である。芳醇で新鮮、あと味が甘いのが
特徴的。香りも濃く甘い。水色は、落ち着いた黄色である。

蒙頂甘露(もうちょうかんろ)

2000年以上前の漢代からあるお茶である。蒙山の頂に茶木が植えられていて、お茶の味は
甘い露のようなので、この名が付けられた。唐代から清代まで献上茶であった。
一芯または一芯一葉で春分のころから柔らかいものだけを摘む。
茶葉はしっかり揉まれ、白毫が多く、柔らかな緑色である。味は新鮮で爽やか、あと味が甘い。
水色は、透明な緑で少し黄色がかっている。

閩北水仙(みんぽくすいせん)

1820年代初頭に作られたお茶で、福建省建陽が発祥と言われている。
春茶をはじめ年4回摘む。木は5m位になる。肉厚の葉を摘む。
「三紅七緑」といわれ、葉が3割紅色に変わる程度の発酵を行なう。
茶は細長く揉捻されていて、ツヤがある黒みをもった緑色をしている。味はボディのあり
芳醇で、あと味も甘い。蘭のように清く香る。水色は、透明感のあるオレンジ系である。

 

北港毛尖(ほっこうもうせん)

唐代から北港茶は有名で、北港という地名から名付けられた。
一芯二葉または一芯三葉で、清明節のあと5から6日たった、晴れた日にだけ摘む。
揉捻のあと、黄茶の特徴の「悶黄」をする。葉の柔らかさにより等級が決まる。
茶葉は、産毛があり黒みがかった深い緑色である。味は芳醇で、ボディがある。
香りは清く高い。水色は、オレンジがかった黄色。

望府銀毫(ぼうふぎんごう)

望府山(望府楼)で産するお茶なのでこの名称となった。
一芯一葉が基本で、春分前後に新芽を他より早く摘む。茶葉の特徴は、太くまっすぐで、
産毛があり、白みをおびた緑色で光沢がある。味は新鮮で芳醇、さらりとしてあと味が甘い。
香りは、純で素直な感じである。水色は、透明感のある薄い黄緑。

望海茶(ぼうかいちゃ)

東シナ海を望む天台山脈に連なる望海崗で作られたことからこの名がついた。
一芯一葉が基本で、穀雨前後で摘む。茶葉は、細く真っ直ぐで、深く黒い緑色。味は芳醇で、
あと味が甘い。香りは栗の香りがし、長く続く。水色は、柔らかなごく薄い緑である。

鳳凰単欉(ほうおうたんそう)

鳳凰山で、鳳凰水仙の一株から採る茶葉だけで作り、他の茶葉を混ぜないことから、この名前に
なった。種類は多く80を超えるといわれる。葉の形状、香り、茶木の形状などで名づけられてい
るものも多い。
基本一芯二葉または、一芯三葉で四季それぞれに摘む。茶葉は大きく、細長く揉捻されている。
黒みがかった深緑色でツヤがある。天然の花の香り、フルーティな香りと種類も多く、
芳醇で爽やか、あと味が甘い。水色はオレンジがかった黄色である。

平水珠茶(へいすいじゅちゃ)

平水は、茶の集積地で、唐代からの茶の交易地でもあった。
揉捻が独特で、強く丸く珠状にする。国外では形からGun Pow-der(火薬)の通称で呼ばれた。
形状が緑の真珠にも例えられGreen Pearlとも呼ばれた。
丸まった茶葉は、ツヤがあり、脂っぽい感じがする。水色は黄金色である。

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