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茶園の改植方法

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土壌改良その他

新規の茶園の造成時と同様に処理するが、改植を機として、区画、地形の修正、排水改良など考慮の要があり、また長年茶園として用いられた土壌は、強い酸性となっている例が多いため、酸性度矯正を適正に行う。

抜根後の根部処理

ユンボなどで抜根した後は根部を圃場に一ヶ月程圃場に放置させ、これらに苦土石灰または石灰窒素を10aあたり二〇〇kg内外を散布して、土壌と混ぜ合わせ還元する方法の他、堀り出された根や細断された地上部を焼却し、灰を圃場に分散してまくことも行われる。

チャの地上部切断と抜根

改植にあたっては、まず現在まで生育してきたチャを、完全に除去する事からはじめる。トラクターにロータリーカッターをつけてチャの地上部を切断し、根はプラウで細断する方法が一般的で、10aあたり約四時間で処理される。切断された地上部や根の拾い出しに若干の手間を要するものの、ユンボで深さ1m程度まで耕耘することを含めて、10aあたり一・五〜二日ですべて終わる。

茶園の改植

チャの一期の寿命は、三〇年〜三五年内外とみなされる。しかし実際にはチャは地上部に対する更新処理により、若返らせて幾度も生産を続ける事ができるから、造園以来五〇〜一〇〇年以上を経ても、なお健在な実生園も存在する。しかし、実生園を品種園に導入するとか、生産性の向上の為整地するなどの必要が生じた場合、思い切って抜根して、同時に土壌改良し、改植する。

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