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中国青茶(ウーロン茶)

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嶺頭単欉(れいとうたんそう)

1960年代の初め、鳳凰水仙の品種から移植して作られた。鳳凰単 と共通性が多い。
午後に摘み、夜には荒茶まで作る。茶葉は細く長く少し曲がっている。色はツヤがあり
黒みがかっている。新鮮で芳醇な味は、あと味の甘さが良い。香りは、花の蜜のような
または、フルーティな香りが特徴的。水色は、オレンジ系の明るい黄金色である。

 

 

龍須茶(りゅうすちゃ)

龍の髭のような形をしていることからこの名がつけられた。糸で一束にされているところから
束茶ともいわれる。
300年を越す歴史のあるお茶で、一番良いとされるものは、武夷山の八角亭である。
一芯三葉または一芯四葉で穀雨から立夏にかけて摘まれる。細く長く(10cm~13cm)揉捻のあと
乾燥前に束(一束10g位)にする。
茶葉は黒っぽい緑色。花の香りがし、苦味があるが芳醇な味である。水色は透明感のある
オレンジ系の黄色。

木柵鉄観音(もくさくてっかんのん)

1875年~1909年に福建省安渓から鉄観音種を木柵に移植し、栽培を始めたのが最初といわれる。
安渓鉄観音の製法をもとに、独自の製茶法を確立した。台湾を代表する半発酵の銘茶である。
良質のものは、春と冬の年2回摘み、強い揉捻と反復しての焙煎が特徴である。
柑橘系の香りが焙煎の香りの陰にあり、残香の甘さも特徴的。水色は艶のあるオレンジ系の
黄金色。

閩北水仙(みんぽくすいせん)

1820年代初頭に作られたお茶で、福建省建陽が発祥と言われている。
春茶をはじめ年4回摘む。木は5m位になる。肉厚の葉を摘む。
「三紅七緑」といわれ、葉が3割紅色に変わる程度の発酵を行なう。
茶は細長く揉捻されていて、ツヤがある黒みをもった緑色をしている。味はボディのあり
芳醇で、あと味も甘い。蘭のように清く香る。水色は、透明感のあるオレンジ系である。

 

鳳凰単欉(ほうおうたんそう)

鳳凰山で、鳳凰水仙の一株から採る茶葉だけで作り、他の茶葉を混ぜないことから、この名前に
なった。種類は多く80を超えるといわれる。葉の形状、香り、茶木の形状などで名づけられてい
るものも多い。
基本一芯二葉または、一芯三葉で四季それぞれに摘む。茶葉は大きく、細長く揉捻されている。
黒みがかった深緑色でツヤがある。天然の花の香り、フルーティな香りと種類も多く、
芳醇で爽やか、あと味が甘い。水色はオレンジがかった黄色である。

文山包種茶(ぶんざんほうしゅちゃ)

福建省安渓県で作られたお茶を紙で包んだことから「包種茶」と呼ばれるようになる。
緑茶に近い浅い発酵度である。
一芯二葉または一芯三葉で摘み、春茶(3月中旬から5月上旬)と冬茶(10月下旬から11月中旬)
の評価が高い。揉捻は細く長く仕上げる。
茶葉の色は深い緑、蘭の香りが清く、高く長く香る。喉ごしが良くあと味が甘い。水色は、
透明感のある黄緑である。

富丁茶(ふていちゃ)

「苦丁茶種」というが、茶木ではない。広東省で好まれ、最近は全国的に広がっている。
紫紅の柔らかな芽、葉を摘む。銘茶の中で唯一茶葉ではない。葉の色は、黒くツヤがあり、
細長い。薬用ニンジンの味に近く、初めは苦いがあと甘くなる。水色はオレンジ色がかった緑。

武夷肉桂(ぶいにっけい)

肉桂の茶樹は、武夷山あるいは馬振峰で発見され、シナモンの香りがすることからこの名称
になったという説がある。
茶木は2m以上になり、葉は長めの楕円で肉厚である。茶葉は、ツヤがあり黒ずんだ緑色。
4、5煎でも残香があり、果実・乳の香りがする。水色は、透明なオレンジ系の黄色。

白鶏冠(はっけいかん)

明代から有名で、武夷四大岩茶(大紅袍・鉄羅漢・水金亀)の一つである。
葉は鶏のトサカのように上向きに巻くように曲がり、光を放っていたことから名づけられた。
5月中旬ごろ二葉または三葉の状態で摘む。発酵は岩茶の特徴である葉が3割程度紅色に
変色する「三紅七緑」である。最後に数度の焙煎をして仕上げる。

白毫(香嬪)烏龍茶(はくごう〈シャンピン〉ウーロンちゃ)

福建省武夷山のお茶をもとに、台北近くの文山茶区で最初に作られた。青茶の中で、
もっとも完全発酵(紅茶)に近いお茶である。
柔らかな芽の一芯二葉で摘み、ウンカ(小さな昆虫)が芽を噛むことで独特の味、香りに
なるといわれている。
茶葉の特徴は、白毫があり細く揉捻され、大きく自然に曲がっている。
味は柔らかく甘い、香りは熟した果実または、蜂蜜の香り。水色はオレンジがかった琥珀色。

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