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新茶のお茶摘み体験Part5 新茶になるまで~第1次加工編~

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笑顔配達人☆和茶倶楽部なごみです。

Part4からの続き。
「Part5 新茶(お茶)になるまで~第1次加工編~荒茶づくり」

子供たちが新芽を摘み始めて12時間後、ようやく、金谷いぶきの荒茶が出来上がりました。

JA大井川さんの荒茶工場にて、JA大井川さんが誇る、荒茶づくりのプロ&日本茶インストラクター山下さんをはじめとした製茶グループ+MS会茶農家の若手メンバーの技術をお借りして、その後の「金谷いぶき」を荒茶まで加工しました。

生の葉で約30kgあったものが、荒茶に加工されて、約5kgになりました。
本当に貴重な新茶です。

荒茶とは
荒茶とは、生葉を蒸して揉みながら乾燥させた状態のもので、
本茶の他に、古葉、、硬葉、木茎、粉などを含んでいる。
荒茶の場合は、まだ水分量を含んでおり、長期保存には向いていない。

ここで、生の葉から、荒茶ができるまで、第1次工程の様子を写真でご案内しますね。

摘採した生の葉の熱を冷ました後、

1、蒸熱(蒸す)
酸化酵素の働きを止め、茶葉の色を緑色に保たせながら青臭みを取り除くため、圧力のない蒸気でまんべんなく蒸します。
このときの蒸し時間の長さによって、「味・香り・水色」の基本的な性格が決まります。
蒸熱は、緑茶の色と品質に決定的な影響を与える工程で、蒸し時間が長いほど、この後の工程で茶葉の細胞膜が破壊されやすくなるために濁った水色になります。
しかし、色沢は明るくなり、渋みと香気は少なくなります。
今回は、深蒸し茶にしました。
100°Cで130秒程蒸しました。

2、葉うち

3、粗揉(そじゅう)
茶葉を柔らかくし、内部の水分を低下させるため、乾燥した熱風を送り込みながら打圧を加え、適度に摩擦・圧迫しながら揉みます。

4、揉捻(じゅうねん)
粗揉工程での揉み不足を補い、また、茶葉の組織を破壊して含有成分を浸出しやすくして水分の均一化を図るため、茶葉をひと塊にし、加熱せず圧力を加えて揉みます。

5、中揉(ちゅうじゅう)
揉捻(じゅうねん)後の茶葉は萎縮し、形も不揃いで水分含有量もまだ多いため、乾燥した熱風を送りながら打圧を加えて揉みます。
茶葉を解きほぐし、撚れた形を与え、精揉(せいじゅう)工程で整形しやすいように乾燥させます。

6、精揉(せいじゅう)
緑茶独特の細く伸びた形に整えるため、茶葉内部の水分を取り除いて乾燥を進めながら、人間が手で揉むように一定方向にだけ揉みます。

7、乾燥
精揉(せいじゅう)工程を経た茶葉の水分含有量(約10~13%)を、熱風乾燥で5%程度にまで下げます。これにより、長期の貯蔵に耐えるようになり、さらにお茶の香味を発揚させます。

第一次加工、荒茶の出来上がりです。
Part6ヘ続く。
仕上げ加工(第二次加工へ)・・・日にちかわり、和茶倶楽部製造部の工場内にて行いました。